直火式エスプレッソマシーンのホントの話@小ネタ


Ciao,

イタリアの南部

シチリア島の州都パレルモに移動してきましたLoveです。

誰も気にしてないかもしれませんがパソコンをイギリスに置いてきているのでブログの更新が滞っております。

さてさて今回は、

イタリアの小ネタです。

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どこの欧米の家庭にあるといっても過言ではない家庭用エスプレッソマシーン。

日本では通称マキネッタです。


カナダにいたときに、初めてお目にかかり

調べてみると

「イタリアの花嫁道具」とのこと。

日本人の友達の結婚祝いにあげました。


ところが私が信じていた情報はデマでした。

悪しからず。(笑)



シチリア島パレルモのイタリア人直伝

正しい情報を記録しておきます。


まず、「マキネッタ」ではありませんでした。

マキネッタ=小型家電のことらしく

「マキネッタ買ってきて」

と主人に言っても伝わらないわよとのこと。



こちらのご家庭に到着したとき、

20年の付き合いのお手伝いさんがきていて

エスプレッソを入れてくれました。

イタリア人の淹れ方を

ちゃんと見ておこうと思ったらやり方が

全然違いました。

その二人ともの証言です。

※ちなみに二人とも生粋のイタリア人です。



使い方ですが、

①下の部分に水を入れる。

②挽いたコーヒー豆を押さえつけずに小高い山盛りにする。

③蓋を開けたまま加熱。


え、すりきりじゃないの?!

押さえつけないの?!

「おさえつけたら絶対だめ!」

と二人に言われました。


え?蓋を開けたままなの?!

すると

ドングリみたいは
メッシュのものを
被せているので飛び散らないとのこと。

イギリスの料理研究家のホストマザーは

「見たことがない!」と驚いていました。

そして終わりが分かるからなのか

開けたままです。



どのイタリアの家庭にもある

エスプレッソ用のカップアンドソーサー。

「砂糖入れる?」

と必ず聞かれます。

そしてたいてい砂糖を入れる人は

この少量のコーヒー液に対して

スプーン一杯分くらい

どばっと入れます。


そして、ちょっと聞いてみました。

「マキネッタがイタリア人の花嫁道具って本当?」

なぜなら、前の家にはマキネッタが2台、

今回の家には4台もあるからです。


「そんなこと聞いたことないんだけど。」

皆各家庭にあるし、

なければ皆買うそうです。

さらには

「マキネッタじゃなくて、カフェティエラが正式名称よ。」

え?そうなの?

友達に誤報を流していました。

新しいカフェティエラは

独特の臭い匂いがして飲めない

ので2、3回は廃棄しないととのことでしたが、

実際はもっと多分10回くらい勿体ないけど

使い古したほうがいいらしいです。


イタリアのショップには

このカフェティエラ専門店も

あれば便利な器具たちも

たくさんあります。

オルヴィエートのご家庭で

拝見したこちらも素敵!


このノズルみたいなのを下に倒すと


一回分の粉が落とされるらしい!

とっても素敵!

ちなみにスーパーに売ってたそうです。


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こちらのブログをもし読んでくださったなら、家庭用直火式エスプレッソマシーンはマキネッタではなく、カフェティエラです。

使い方のポイントは、

粉は躊躇うほど山盛りで押さえつけないことです。

さらに、イタリアで「カフェ?」と聞かれたら「エスプレッソ」のことです。

「ラテ」は「牛乳」のことです。

カフェラテがのみたい場合は「ラテマキアート」と言いましょう。

私はこれで牛乳を頼んでしまいました。

「カプチーノ」は間違いないです。

これであなたもイタリア通!(笑)

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