Hi there,
イギリスでの生活があと数日になってきました。
実感がわかないのですがそれでもだんだん寂しくなってきました。
さて、今回は興味深い記事をみつけました。
日本人にとって、大豆=健康的
なイメージしかないのでトピックとしてあがってくるのも不思議です。
イギリスの公的機関NHSの記事を読んでみました。
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妊娠中に大豆製品を食べてもよいのか
Can I eat soya products during pregnancy?
答えは「YES」です。妊娠中に大豆製品を食べることは、バランスよく食事の一部として食べている限り問題ありません。大豆製品は以下のものを含みます。
- 豆乳飲料
- 醤油
- ヨーグルト
- デザート
- 豆腐(大豆で作られた植物性のタンパク質)
- 大豆油
- 味噌(スープやソースを作るのにつかわれる大豆を発酵させたペースト)
豆乳を代替品として食べている場合は、カルシウムを含んでいるものを選びましょう。
フィトエストロゲン
Phytoestrogens
大豆は植物に自然に含まれるフィトエストロゲンという化合物を含みます。人間のホルモンのエストロゲンの弱い形として働き生物学的な影響を与えるかもしれません。
甲状腺機能低下症のある人、乳がん、大豆性の粉ミルクを飲んでいる赤ちゃんだけが
乳がん発生率の国際比較と乳がんを防ぐ生活習慣(HP)
乳がんは欧米で多く、アジアで少ないことが知られています。アジアから米国へ移民した集団では乳がんが増えることが示されています。また、わが国でも都道府県別に見ると大都会で乳がん死亡率が高い傾向にあります。これらから、欧米と日本で大きく変わる生活習慣、特に食生活が乳がん発生率の高低と大きく関係するのではないかといわれてきました。その候補のひとつが大豆やそれに含まれるイソフラボンです。今回の研究では、世界で初めて前向き追跡研究で大豆製品やイソフラボンと乳がん発生率の減少との関係を示すことができました。今後さらに研究を進め、イソフラボンと乳がん発生率との関係を確認するとともに、大豆製品の中でもどのようなものがどう関連しているのかを明らかにしていく必要があります。いずれにしろ、日本の伝統的な食習慣をしていると乳がんになりにくいことは確かなようです。
日本人が長年にわたり摂取している大豆食品からの大豆イソフラボンの摂取量により、明らかな健康被害は報告されていないことから、その量は概ね安全であると考えました。そこで、平成14年国民栄養調査から試算した、大豆食品からの大豆イソフラボン摂取量の95パーセンタイル値70mg/日(64〜76mg/日:大豆イソフラボンアグリコン換算値)を食経験に基づく、現時点におけるヒトの安全な摂取目安量の上限値としました。
妊婦(妊娠の可能性のある方を含む)、胎児について(HP)
妊娠動物を用いて、高濃度の大豆イソフラボンを投与した試験において、胎児の生殖機能への影響等を示唆する報告がありました。また、大豆イソフラボンを含むフラボノイドには、トポイソメラーゼII阻害作用があります。さらに、妊婦(妊娠の可能性のある方を含む)が、大豆イソフラボンを追加摂取することに関する有益性を見出せないと考え、妊婦(妊娠の可能性のある方を含む)が、特定保健用食品として大豆イソフラボンを日常的な食生活に上乗せして摂取することは、推奨できない、としました。
日本人は日ごろから長年大豆製品を摂取し続けていることから欧米と比べてとくに制限はないようです。
また妊婦だからといって余剰に摂る必要もありません。 日本の伝統的な食習慣をしているかぎりというのが気になるところではありますが。
というのも、何か国か欧米の家庭へお邪魔して大豆製品反対派(摂りすぎちゃだめなのよ)の意見を聞く機会が多かったのです。日本人と欧米諸国では違うということが勉強になりました。
(あたりまえですが)
ではどのくらい摂ったらいいのかというのはこちらに分かりやすくまとめてありました。(蒸し豆研究会)
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