Vegetarian and vegan babies and children
ベジタリアンの赤ちゃんと子供
※6カ月頃から離乳食を始めるのはベジタリアン・ビーガンであっても同じです。
赤ちゃんに色々な食べ物を与えることは、成長と発達に必要な栄養素をすべて確実に得られることになるでしょう。(your baby's first solid foods)
動物性食品を食べる子供にはこれらがいい供給源になります。
鉄 (Iron)
鉄分をしっかりと摂取できるようにしましょう。- シリアル
- 色の濃い緑野菜
- 全粒粉や玄米
- 豆類、レンズ豆
- ドライフルーツ(あんず、イチジク、プルーンなど) ※虫歯予防のために間食としてでなく食事として与える
たんぱく質 (Protein)
子供には毎日1~2皿の質のいいたんぱく質の摂取が必要です。動物性食品を食べる子供にはこれらがいい供給源になります。
- 乳製品
- 卵
- 魚
たんぱく質を含む植物性食品は
- 豆類やレンズ豆(豆腐やハモス、大豆肉のような加工品も)
- 種
- 細かく弾いたナッツやなめらかなナッツバター
※5歳よりも下の子供にそのままナッツを与えるのは窒息リスクから安全ではありません。細かくしたナッツやペーストになったものがよいでしょう。
ピーナッツとアレルギー
もし子供がアレルギーでの診断を受けていたり、家族にアレルギー(喘息、湿疹、花粉症なども)があったら、初めてピーナッツを試す前に主治医に相談してみましょう。
カルシウム (Calcium)
普通牛乳や乳製品は歯や骨に欠かせないカルシウムをたっぷり含んでいます。普通牛乳は6カ月から料理に取り入れることができ、1歳から飲み物として摂取できます。
また、カルシウム強化している食品もあるので表示を見ましょう。
子供には砂糖が添加されていないカルシウム強化牛乳の代わりに、豆乳飲料を1歳から食事に取り入れることができます。ライスミルクは、高濃度のヒ素を含む可能性があるので5歳からです。
パン、緑の葉野菜(ブロッコリー、キャベツ、オクラ)、アーモンド、ナッツバターなどからも摂れます。
ビタミンB12 (Vitamin B12)
ビタミンB⒓は卵、チーズ、牛乳などの動物性食品に含まれます。赤ちゃんや子供がビーガンの食事を摂るなら、B12強化食品やサプリメントを摂る必要があります。
ビタミンB⒓強化食品はべビーシリアル、朝食用シリアル、豆乳ヨーグルト、豆乳、オートミルク、アーモンドミルクなどがあります。
ビタミンB⒓はまたイーストに含まれています。赤ちゃんには無塩のビーガン向けパンを選びます。
オメガ3 (Omega-3)
オメガー3脂肪酸は主に魚(サーモンやサバ)に含まれます。子供が魚を食べないのであれば、代替え食品を食べます。
- アマニ油
- 菜種油
- 大豆油、大豆食品
- くるみ(5歳までは砕いたものや、ナッツバターになっているもの)
- オメガ3強化された卵
子供へ十分にエネルギーが足りているのか
まだ小さな子供たちには成長と発達にたくさんのエネルギーが必要です。ベジタリアンとビーガン食は肉食よりも、食物繊維が多く、エネルギーが低くなりえます。
でんぷん質の食品に関していえば、5歳までは食パンや白米のような繊維の少ない食品に加えて全粒粉の食品が必要です。
これは、全粒粉は食物繊維が多く、食べ過ぎる前にお腹を満たしてくれます。
もし子供に栄養が足りていないのではと不安に思えば、ハモス、バナナ、ナッツバターのようなハイエネルギーのものを選びましょう。
ビタミン類
健康機関は6カ月から5歳までの子供にはビタミンA、C、Dを含むサプリメントを毎日与えることを勧めています。また、母乳の赤ちゃんは、もともと母がサプリメントを摂っているかにかかわらず、生まれたときからビタミンDのサプリメントを摂ったほうがよいとされています。
1日に500mlを超える粉ミルクを飲む赤ちゃんはサプリメントを摂る必要はありません。粉ミルクの中に含まれています。
ビタミンD2はビーガンの赤ちゃんや子供に最適で、またビタミンD3を供給します。
担当の保健師・助産師がビタミンドロップについて教えてくれるでしょう。
(vitamins for children.)
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小児のビタミンD欠乏は、くる病や骨軟化症を引き起こす原因になりかねません。
ビーガン、オボベジタリアン、また牛乳アレルギー、乳糖不耐症で起こりやすいビタミンD欠乏です。(総合医療情報センターにのっています)
カナダでオーガニック食コーナでよくビタミンD強化のパッケージをよく見ましたが、欧米では一般的なことのようです。
これは、日照時間の長さや人種、文化も関係してきます。
日本ではそこまで欠乏が問題視されていません。(健康長寿ネット参照)
ビタミンDは日光に当たることで体の中でも作られますが、
過度な日焼け対策や、バランスの悪い食生活で不足しやすく、
女性は閉経後の骨粗しょう症の原因になりかねません。
ベジタリアンでなくても、タンパク質食品をあまり摂れていない方も
意識して摂りたい栄養素かと思います。
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