スキップしてメイン コンテンツに移動

妊婦の体重について①(Overweight and pregnant)@NHS

Hi there,

日本で多くの妊婦さんが気にかけている

「妊娠中の体重増加」について

イギリス(NHS)の見解を見てみます。


*****************************

Overweight and pregnant

肥満と妊婦



妊娠中の肥満は、妊娠糖尿病のような合併症にかかりやすくなります。

かかりつけの病院で妊婦と赤ちゃんの健康チェックをしてもらえるように、

出産まで予定通りに行いましょう。


Your weight before you get pregnant

妊娠前の体重管理

妊娠前に、もし肥満気味であるならBMI(BodyMassIndex)で確認しましょう。

BMIは体重と身長のバランスをみるものですが、

妊娠すると正確な数値でないかもしれません。


BMIが25から29.9の方は、過体重です。

BMIが30以上だと、超過体重で肥満です。

もし肥満気味であれば、母体と赤ちゃんがすくすく育つよう

一番の方法は、妊娠前に減量することです。

健康体重に近づけることで、自然に妊娠しやすくし、

過体重のために起こうる合併症のリスクを下げてくれます。

主治医に減量方法を相談しましょう。

専門医に紹介状を書いてもらうこともできます。
( Find out about losing weight before you become pregnant.)


もし減量する前に妊娠した場合は、

心配しなくても大半の肥満気味の女性でも普通に妊娠し、

健康な赤ちゃんを授かっています。

しかし、肥満のままでいると、

赤ちゃんと母親両方への合併症のリスクは高いままです。


Your weight during pregnancy

妊娠中の体重管理


もしあなたが肥満気味であるなら(BMIが30以上)、

安全でないかもしれないので

妊娠中に減量しないようにしないでください。

妊娠中の減量が合併症のリスクを減らすという確証がないからです。


赤ちゃんと母体の健康のために最適な方法は、

助産師や医師など専門スタッフからのアドバイスを

受けながら出産を迎えることです。

彼らは母体の体重によって起こりうるリスクを管理し、

何らかの問題があっても予防、対処ができます。

また、健康的な食事、毎日の運動も重要です。

栄養士や他の専門職を紹介してもらい、

妊娠中の食事や運動量など個人的なアドバイスを受けたほうが良いでしょう。

妊娠中に体を動かすことは赤ちゃんに害はありません。
(Read about how to have a healthy diet while pregnant. /過去記事)


Eating and exercise

食事と運動


健康的に食べることと
(妊婦が避けたほうが良い食事について理解したうえで)

ウォーキングやスイミングなどの運動は全ての妊婦にとって良いことです。

妊娠前にあまり運動していなければ、

新しい運動を始める前に助産師や医師に相談するのはよいことです。

エアロビクス(スイミングやランニングなど)を始めるのであれば、

インストラクターに妊婦であることを伝えましょう。

15分以内の運動を1週間に3回から始めます。

徐々に30分の幅に伸ばしていきます。

運動は激しければよいというわけではありません。

一般的に、妊婦であれば運動中に会話が続けられる程度がよく、

会話をしていて息苦しくなるような運動は激しすぎます。
(Find out more about exercising while pregnant./過去記事)


Your care in pregnancy

妊娠中のケア

もし減量前に妊娠したら、妊娠糖尿病の検査をしましょう。

肥満の場合は帝王切開になる可能性が高くなります。

そのため痛みの緩和の相談を麻酔科医と相談します。

出産方法を助産師や医師と相談し、自宅分娩や水中分娩??に
(水中で出産というのもあるんですね!!)

何か安全面での懸念があるか聞いてみましょう。

なぜなら、肥満の女性は帝王切開で出産する傾向があるので、

何かあったときのために素早く対応できる病院のほうが安心だからです。
(Find out more about your options on where to give birth.)



Risks to you of being overweight in pregnancy

妊娠中に体重が増えすぎた場合のリスク


過体重は妊婦と赤ちゃんの合併症のリスクをあげます。

BMIが高ければ高いほどリスクは高くなります。

具体的には、

  • 流産:12週より前の流産リスクは20%、BMI30以上で25%
  • 妊娠糖尿病:BMI30以上でBMI30未満の3倍かかりやすくなります。
  • 妊娠高血圧症候群(子癇予備軍):妊娠初期にBMI35以上でBMI25未満の2倍かかりやすくなります。
  • 血栓:全ての妊婦が妊娠していない女性に比べてリスクが高くなり、BMI30以上でさらにリスクが高くなります。
  • 肩甲難症:(赤ちゃんの肩がひっかかり頭より下が引き出せない)
  • 分娩後出血(通常より多い量):赤ちゃんが4㎏を超えていて、BMIが20~30の女性で7/100人、BMI30以上で14/100人
  • 緊急帝王切開

赤ちゃんの問題は、早産(37週より前)、死産のリスクの高くなります。
イギリスでは200人に1人、BMI30以上で100人に1人。

脊椎二分症などの神経管閉鎖障害のリスクも高まります。
イギリスで1,000人に1人のところ、BMI40以上でBMI30未満の女性の3倍もリスクがあります。

これらの問題は肥満であるかどうかに関係なくどの女性にも起こりえます。

リスクが高くなることは確かですが、

BMIが30を超えていてもほとんどの肥満の女性は

健康な赤ちゃんを授かっていることを覚えておいてください。


*****************************
にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ

日本より詳しくわかりやすく書いてくれている気がします。

誰しもにこれらのリスクはあるものの、

妊娠時の体重や妊婦の体格によってリスクの高さが変わります。


具体的な数字はこちらから→


自分の身に起こらないとなかなか意識しないことかもしれませんが

それを知っているかどうかも大事なことだなぁと思いました。

次は、どのくらい体重が増えてもいいものなのかを読んでみます。


コメント

このブログの人気の投稿

Workawayとは@Workaway

Hi there, 何度もお世話になっている Workaway (ワーカウェイ) 。 まだまだ浸透していないし知らない人も多いこちらについて書こうと思います。 このブログを読んでくださっている方がいたら 「危険😨」と思われているかもしれませんが、 やっとおススメできるような状態になりました。 2019年2月現在、体験数は 5 件です。 ***************************** Wokaway とは The world's leading community for sustainable travel and cultural exchange. Promoting Volunteering, Family Exchanges, Homestays, Farmstays, Working Holidays, Travel Buddies, Language Learning and Cultural Exchange. つまり、ホームステイをさせてもらいます。 通常ホームステイをすると高額な料金を仲介業者に支払います。 (カナダのHalifaxでは4週間で750か800ドルでした。) こちらはそういった金銭授受はなく、 労働力を対価にホストが宿泊場所と食事の提供をしてくれます。 条件は各家庭によりけりなので 拘束時間や休日、食事の有無、内容、部屋の状況、仕事内容など さまざまです。 例えば、大工仕事ができるひと募集というのもあれば ファーム、ベビーシッター希望、言語交換など様々です。 サイトをご覧になればお分かりのとおり、 気になる地域、キーワードなどを入れ検索し レビューなども見れるため検索しやすいです。 Workawayのメリット ・金銭面 やはり金銭的な面は大きいです。 住居費と食費、光熱費などが出費の大半を占めるからです。 基本的にかかるのは現地までの交通費と日用品などの生活費、旅行費です。 ...

リゾートバイトについて@小ネタ

Hi there, 日本に帰国してイギリスにいたのがまるで夢だったかのような 現実生活に戻ってきました。 これからの生活の資金を貯めるべくリゾートバイトに挑戦しようとしているところです。 3社登録して求人紹介をしてもらい、 そこで気が付いたことを残しておこうと思います。 ************************** まず、私が登録をすませたのは 「アルファリゾート」 「ヒューマニック」 「グッドマンサービス」 の3社です。 グッドマンサービス さんは、ネット上のマイページに記載してあります。 1度に10ー15件ほど紹介してくださいました。 時給が高いところがメリットです。 あくまでも紹介をいただく感じで、問い合わせをしたときも「何か聞きたいことはありますか」と聞かないと教えてくれない・・・感じでした。 紹介してもらった求人を問い合わせても採用は難しいと思うとか、紹介されたものでなく一般に公開されている求人を問い合わせると未経験OKと書いてあっても未経験NGであったりと、実際に聞いてみないとわからないんだなとがっかりしました。 勇気を出して問い合わせしても、そういう感じなので採用してもらうのは難しいかなと自信を失いました。 後々調べてみると対応があまりよくないと書いてあるサイトがあって妙に納得してしまいました。 アルファリゾート さんは、求人をメールに資料を添付して送ってくださいます。 1度に6件送ってくださいました。 電話が頻回あり、親切で丁寧な対応をしてくださいました。 自信を失っていたのですが、時期も場所も求人はありますよと前向きに紹介してくださいました。 ヒューマニック さんもは、メールにPDFのURLを記載して送ってくださいます。 1度に15件ほど送ってくださいました。 電話が頻回あり驚くほど対応がよく、電話で口頭で伝えたことを入力してくださいました。求人紹介も隅から隅まで詳しすぎてびっくりしました。 求人紹介の対応もよく、働き出してからも安心できそうな会社だなと感じました。 友人が以前こちらでお世話になったそうです。 そんな3...

つらつら 追記つき

Hi there, 今回は自分の気持ち整理です。 今はスコットランドのエジンバラにいます。 なぜかというと、友達がいたからです。 友達はTESOLコースを1年受講するために、 ほぼ同じタイミングで渡英して勉強してます。 目的も希望もなく、ただいる私は 本当に心底真剣に帰国を考えていましたが(何度も数え切れないほど) そのたびに私の応援団が励ましてくれて コロコロ気持ちが変わってます。 たしかに、人生のうちでこんなにも自由に あてもなくヨーロッパにいれることってないよなとは思います。 何が嬉しかったって 「Edinburghに来れば大丈夫。」 って友達が言ってくれたことです。 「ここにくれば、周りの友達も一緒に君のこと助けてあげるから安心して」と。 実際は、部屋も決まらず、仕事もどうなるかわからないけど 言われて正直、そんなに甘くないよと思ったけど でも、「大丈夫」ってきっと言ってほしかったんだと思いました。 実際そこまで親身になってくれてありがたい。 不思議なもので、言葉一つで人間持ち直せるもんだなと。 まだ1か月も経ってないのに 帰国を考えていますが、やっぱちょっと早すぎるよな。 できれば、何か一つは、「よかった」と思える何かを残したい。 そして、仕事がもしかしたら見つかるかもしれなくて、 それはジャパレスなんですが、 ジャパレスではもう働かなくてもいいかなとも思ったんですが ・何が何でもここに住みたい!からなんでもする ・とりあえずしたいことをしたい!から仕事探しをあきらめない ・どちらもゆずれないから頑張る! で、今はまたいつも通りの、 「なんでもいいからあればする、できることをする」 になっちゃってるんですよね。 経験はあるし、知識もある日本食分野は私にとって一番ハードルが低い。 やってみたいカフェは、経験はあるけど、心もとない。 欲張って、どっちもつかむ!っていうのがなかなか出来ていない自分は なかなか変わらないのがもどかしい。 ...