Hi there,
今までイギリスの日本でいう厚生労働省である
NHSの記事を興味本位に読んできました。
いろいろ検索している中で
Glasgow(スコットランド)バージョンのNHSのページをたまたま見つけました。
なんだって!
他にもイギリスを構成する国ごとにあるのかも?!
他にもイギリスを構成する国ごとにあるのかも?!
と思ってさっと調べてみても見にくいばかりで
特に有益な情報は得られませんでした。
特に有益な情報は得られませんでした。
グラスゴーのNHSページはイングランドのものとはまた違って
面白いトピックがありました。
というのも、日本では「箸を○才までに使えるようにしましょう」
とありますが、イギリスではどうなの?と気になっていたのです。
まず、手始めにスプーンの使い方を読んでみます。
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USING A SPOON スプーンを使う
食事時間は、家族生活において大切な場面の一つです。
自分で食べることはとても複雑な作業で、
子どもたちが自分でカトラリーを使うのに
苦労することは珍しくありません。
子どもが、きれいに自分でカトラリーを使って食べれるようになるのに
通常7歳まではかかります。
赤ちゃんはたいてい6~9カ月の間に
食事にかかわりたくなります。
この頃から、しばしばスプーンをたたいて音をたてたり、
スプーンの両端を口にいれて遊んだり、
食べ物をつかんで口の中にいれようと
食べることに夢中になるでしょう。
9から13カ月の間には、
柔らかい食べ物や口腔内でつぶせるものを指を使って食べれます。
14カ月までには、
たいていスプーンで食べ物をつついたり、
スプーンを口にもっていくこともできるでしょう。
(これはとても散らかって、ほとんどがこぼれます。)
子どもたちはそれから自分で食べるために
スプーンですくうことを覚えます。
24カ月までにはだいたい自分で食べ、
自立したがります。
2~3才の子供はスプーンで食べる技術が発達します。
ー ポイント ー
・子どもが新しいことを学んでいるときは
しっかりサポートしてあげることが重要です。
子どもはハイチェアか膝の上で支えられていることを確認しましょう。
クッションやくるくる巻いたタオルを使って
姿勢をまっすぐ保てるようにサポートします。
・成長するにつれて、足の裏や背中が支えられているかが重要です。
そうすると、両手が自由に使えるのです。
どこであっても可能な限りテーブルの前に座らせます。
足の下に頑丈な踏み台をおいて、しっかり足がついているか確認しましょう。
足の裏が地についているか、背中があきすぎるようならタオルをつめてもよい |
・いつもテーブルセット(皿や器具の場所)を同じ場所にしましょう。
毎食同じ場所にあることで習慣を身に着けさせるのに役立ちます。
・使う器具を考えましょう。
厚みのあるスプーンやつるつるしていない取っ手は握りやすいです。
短い取っ手だとコントロールしやすくなります。
カトラリーの重さも考えましょう。
重たいもののほうがコントロールしやすいことがあります。
お椀やお皿のふちに返し弁があるものだとすくいやすいでしょう。
滑り止めのランチョンマットを食器の下にしいて、
子供がすくいかたを学んでいるときにこぼれるのを防ぎましょう。
・子どもにスプーンを使わせるときは、くっつくようなもの(ヨーグルト、ポリッジ、マッシュポテトなど)を与えてみます。こぼしにくく、子どもが上手に食べやすいものです。
・時間をとって一貫性をもちます。
新しいことを学ぶことは、子供が成長していると実感するまで
サポートに時間を有します。
・練習あるのみです。
毎日子供に練習するチャンスを与えましょう。
・子供に新しいことを教えるのによい方法は、
ゴールを最初に教えて、
それまでの行程を小さなステップに分けることです。(逆行連鎖化)
最後のステップができるようになったら、
最後から2番目を教え、それから最後から3番目を教える・・・ことをします。
これは、タスクをいくつかのステップに分ける方法です。
最初にその行動を完全にサポートすることから始めます。
子どもが自立してくればサポート量を減らしていきます。
・食具を扱うのに慣れる間、
スプーンをにぎることやコップを持つことを教えます。
・子供が食べ物をすくい、スプーンを口までもっていき、
ふくむまでを手伝います。
子供には責任をもってスプーンから食べ物を食べさせます。
・汚れますが
子どもがスプーンを自分で使えるように試します。
子どもたちはさまざまな方法を学ぶので、
いろいろなアプローチの仕方が必要かもしれません。
- てとりあしとり手伝う。
- お手本を見せる。(子どもと一緒にしてみせる)
- 伝える。(各ステップを説明します)
これらの方法を別々に、または組み合わせて使えます。
なかには見ながら聞くことが同時にできない子供もいるので
あれこれ言いすぎないように情報量を加減しましょう。
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カトラリーが使えるようになるのは
7歳頃が目安のようですが
いまのところイギリスでナイフとフォークを上手に使っている
7歳前後の子供を見たことがありません。
海外のダイニングテーブルとチェアは大人仕様なので
子どもに椅子やテーブルはあっておらず
足はぶらんぶらん、
集中力は散漫、
好き嫌いは多い、噛まない、ご飯よりおやつ
という子もいました。
とても分かりやすい画像なので引用させていただきました。
「噛まない」とよく不安に思われる保護者の方も少なくありませんが
食環境を探ってみると
改善点が意外とあるような印象があります。
スプーンも使うのにステップがあります。
①手のひらでスプーンを上から握る。
②手のひらでスプーンを下から握る。
③指を使って鉛筆を持つように握る。
(参照)
なかなか難しいことが書いてありました。
なかでもバックワードチェイニングはお恥ずかしながら
初めて知りました。
例えば手を洗うことを教えるなら、
蛇口をひねるところからではなく
塗れた手をふくところから教えるという。
スプーンといっても話がかなり膨れ上がりましたが
関係ないことのように見えても
いろんな要素が関係して
一つの動作ができるようになることがうかがえます。
おもしろいです。
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