なぜ子どももいないのに子どもの食事に興味津々なワケ@小ネタ

Hi there,

ちょっと最近子どもの食事についてよく書いているので

なぜこんなに興味津々になったのか少しふれておきます。



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~生い立ちについて~


まず、私は管理栄養士の資格を取りました。

最初は病気に興味があり、何となく医療系にすすみました。

それから大人向けの健康な食事を考える仕事に就きました。

(仕事に嫌気がさし)人生を見つめなおすために?カナダへ行き、

狭かった視野が広がり、少し癒されました。


それから、バリスタのバイトをしていましたが

契約社員として市町村の栄養士になりました。

そこで、作り方やバリエーションは知っているものの

未知の領域の「離乳食」について指導しなければいけませんでした。

もともと学生のころから、「成長期栄養」の分野は好きで

なぜなら衝撃の事実ばかりだったからです。



人一倍好き嫌いが多く、できないことも多く、

箸の使い方すら大人になって矯正したりと、

獲得できていないことが多々あったのです。

治療に高額な費用がかかる口内トラブルにも悩まされています。



友達と食事をしていても、

なぜこんなに嗜好に差があるのかと悩んでいました。


さらには、職業柄

「栄養士のくせに好き嫌いがあるの?」

と耳にタコができるほど言われました。

残念ながら、好き嫌いがあるのは昔からで

栄養士になると決めたのはあとのことです。

誰も好んで好き嫌いをしているわけではありません。



私の場合は食経験の少なさによるものが大きいとわかりました。

食べたことのあるものが客観的に見ても

明らかに少なかったのです。



そして、食事中の嫌な経験があると好き嫌いになるとはいいますが

これは本当です。

小学生低学年の時の転校先の給食で生玉ねぎを初めて食べたのです。

それは担任の先生の「残してはいけません」と強要によるもので、

その変な後を引く辛味に吐き気を催し

トイレにかけこんだことを今でも覚えています。

なんでこんなに生玉ねぎがいまだに食べれないのかと考えて

ふと思い出しました。それからいまだに食べられないのです。

そういう嫌な経験は後をひくようです。



そうやってなぜそうなったかを遡っていくと

まさかの離乳食に辿り着きました。

もう少し言えば離乳食だけではなく、お腹の中にいるときからです。

むかし、お腹の中にいるときに母体がかなりのストレスを受けていると

胎児の口腔内状況が悪くなるという記事を見ました。

さらに言えば、お母さんとお父さんの食生活にもかなり影響を受けます。



保育園や幼稚園の先生から、子供の食事中で困っていることを聞くと

自分の幼少時代にも当てはまるので内心ドキドキです。

色々かかわっていく中で

どんな状況にあっても「親」という立場はたいてい忙しく

食事に関して知識がない人が大半だなと気が付きました。


というのも、子供に関して専門的に学ぶ機会ってあまりないです。

栄養士でさえ、離乳食について、幼少期の食事について

たいして、ほとんど授業では勉強しませんでした。

おそらく、栄養士仲間でも、離乳食についてしっかり説明できて

経験も豊富な人は一握りかと思います。

あれよあれよと過ぎますからね。

奥が深いことだと思います。

追求しなければあっという間に過ぎます。



ひよっこの私が子育ての先輩であるお母さんに聞いてみてよく思うのは

3才くらいの子で何か食事で困ったことがある人は

「離乳食の時」にも何かひっかかったことがある人が多いです。



知識がすべてではないし、育ててみてわかることのほうが多いと思います。

けど、たった6カ月で過ぎてしまうかもしれない

大事な大事な離乳食の時期を

「知らなかった」で過ぎてしまうのはとってももったいないと思います。

ほとんどの人が「子供のため」を思って頭を悩ませていることだとも思います。

必ずイコールでドンピシャの答えがあるとも限りません。



自虐になってしまいますが、

私のような子供を増やさないためにも(苦笑)

引き続き子ども達の食事について勉強していこうと思います。

たまたま聞いたBLWという離乳食の方法も

イギリス発祥ですしこれも何かの縁がある気がしてならないのです。

よければお付き合いお願いします。

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