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11月, 2019の投稿を表示しています

手づかみ食べについて@小ネタ

Hi there, 「0歳からの口腔育成」という本を 読んでいます。栄養士って私だけでしょうか? お口のことってたいして勉強していません。だいたい、口から食べ物が入っていくのに。 食事に必要な発達のこともさほど知らずに学校を卒業しました。 情報はそこらじゅうにあふれているけれど、欲しい情報がどこにあるかわからない。 何年かかけて気ままにアンテナを張っているとふとした時に情報をキャッチすることがあります。 「●●がいい」 と聞いても、どういいのか、何がいいのか曖昧なことも多々あります。 それは専門職も同じで、ネットで書かれている出所の不確かな体験談を聞いたり専門書を開いても欲しい答えが思う通りに書かれていないことも多々あります。情報がありすぎて、正しい情報が得にくい時代かなと思います。 そんな栄養士がまず参考にするのは厚生労働省から出されている「授乳・離乳の支援ガイド」です。 手づかみ食べについて 2019年に改訂された「 授乳・離乳の支援ガイド 」にどう書いてあるのか確認してみます。 *********************** 手づかみ食べは、生後9か月頃から始まり、1歳過ぎの子どもの発育及び発達にとって、積極的にさせたい行動である。 食べ物を触ったり、握ったりすることで、その固さや触感を体験し、食べ物への関心につながり、自らの意志で食べようとする行動につながる。 子どもが手づかみ食べをすると、周りが汚れて片付けが大変、食事に時間がかかる等の理由から、手づかみ食べをさせたくないと考える親もいる。そのような場合、 手づかみ食べが子どもの発育及び発達に必要である理由について情報提供する ことで、親が納得して子どもに手づかみ食べを働きかけることが大切である。  食べ方は、手づかみ食べで 前歯で噛み取る練習をして、一口量を覚え、やがて食具を使うようになって、自分で食べる準備をしていく。 *********************** そうですよね、それしか書いてないですよね。 ここから読み取れる重要性とは、 ・触って食の体験、興味関心 ・自らの意志で食べようとする ・前歯で噛み...

不正咬合を予防する子育て10カ条(新生児期・乳幼児期編)@小ネタ

こんにちは、Loveです。 妹が生後4カ月頃の子育てに奮闘中でして 巷で情報を仕入れてくるのですが きっと情報量が多くて 情報が錯綜している印象を受けました。 興味をもって調べた情報を少しでも 興味のある方と共有できたらいいなと 常々思っておりましたが 準備もままならぬまま 静岡でちょっとした情報交換を兼ねた 座談会でも開催できればな というお話が出ております。(ビックリ!!) さて、今回は素敵な 10箇条 を見つけたのでご紹介です。 ***************************** 「不正咬合を予防する子育て10カ条・新生児期・乳幼児期編」 第1条 赤ちゃんの頭がのけぞらないよう、背中をゆるやかに丸く抱っこします。 赤ちゃんは、お母さんのお腹の中ではWM型でいますが、これを抱っこの基本の形とします。 上半身がW型、足がM型 赤ちゃんの頭が後ろにガクンと落ちるのけぞるような姿勢は、口がぽかんと開いて口呼吸の姿勢になります。 脚をカエルのようにM字に開き、背中をゆるやかにまるく安定するように抱っこすると、赤ちゃんの口は自然に閉じ、鼻呼吸できるのです。 赤ちゃんの体は柔らかく、同じ姿勢で長時間いることのないように、授乳中、睡眠中、添い寝中気を付けます。 (関連記事; 抱っこ紐について ) 第2条 赤ちゃんを寝かせる時はうつ伏せ寝や横向けにしません。 長時間眠る赤ちゃんは、うつぶせ寝や横向き寝で頭やあごに偏った力がかかり、発育、歯並びを歪ませます。口呼吸を促してしまいます。 第3条 ハイハイを十分にさせます。 ハイハイは、頭を支える背骨を鍛えます。 体幹を育てるうえでも大変重要です。 赤ちゃんは頭が重く、頭を支える首や背骨を鍛えることが大切です。 脚の発育のためにもハイハイが有効です。 早く立てば、早く成長しているような気がしますが、 理想としては 首すわり→寝返り→ハイハイ→お座り→つかまり立ち→あんよ と段階を経ることです。 段階をスキップして早く歩きだした場合は...

「抱っこ」もお口の成長に関係①@小ネタ

Hi there, 今回は、 ずっと記事にしたかったテーマです。 以前専門職の方と 食育について お話しして、 「抱っこひも」を選ぶのも重要だよね。 という聞きづてならない情報をゲットしました。 え? 食育に抱っこひもも関係するの?!?! と、未熟な私は困惑しました。 0から手探りで情報収集をしているうちに 「首」、「背骨」 が重要であることがわかりました。 ***************************** まず、安全な抱っことは 「TICKS」 という指針がでています。 the UK Sling Consortiumの英語の原本を NPO法人だっことおんぶの研究所さんが日本語版を作製してくださっています。 安全な抱っこのルール 「TICKS」 「T」;Tight(密着していること) 抱きしめられるくらい密着している。 「I」;IN VIEW AT ALL TIMES(常に赤ちゃんの様子が見えること) ちょっと見下ろすと赤ちゃんのお顔が見える状態。 「C」;CLOSE ENOUGH TO KISS(キスができるくらい) 抱いている人の顎の近くにくるような位置で、赤ちゃんの頭かおでこにキスができる状態。 「K」;KEEP CHIN OFF THE CHEST(あごを引きすぎない) 赤ちゃんのあごの下に指1本分以上のスペースが常に保たれていること。 「S」;SUPPORTED BACK(背中が支えられている) たて抱きだと、赤ちゃんのおなかと胸が向かい合わせになるように密着している。 布のゆるみに注意します。 ***************************** そのある日の会話の中で覚えているのが 抱っこで重要なのは「首」と「背中・腰」 まずは、①首についてみてみます。 ***************************** 首がガクンと後ろに倒れた状態で眠りについてるお子さんを見かけます。 星を見上げ続けるとしんどいように ...

つまりは、手づかみ食べが大事ということ@小ネタ

Hi there, 早速ですが、下図を見たことはありますか? 私はつい最近知りました。 ペンフィールドの小人 ***************************** こちらは、カナダの脳外科医ペンフィールドさんによるものです。 描かれている顔や体の絵は、各部位からの入力が、どれぐらいの領域に投射されているのか、その面積比を表している。 これは人間の体の形とは大きく異なり、唇や顔、手などから入力を受ける面積は大きく、背中や尻などから入力を受ける面積は小さい。 こうした面積の大小がそれぞれの感覚の繊細さに対応している。( Wikipedia より) ホラー映像のような小人ですが、唇と舌、手から私たちは情報を得て脳に送っています。 胴体に比べて舌や唇、手の指、目が大きく誇張されています。 手先を動かすと脳に良いとはいいますが 舌を鍛えるとはあまり言われないかと思います。 私の尊敬する師が、 「結局は舌(ゼツ)が大事だ」 とおっしゃっていた時は なんのことかわかりませんでしたが この図を見て、その言葉を思い出しました。  ものを感じる感覚は、口唇感覚から発達します。 赤ちゃんが舐めたり触ったりすることで得られる情報が知覚のベースになるのです。 逆のようですが、舐める感覚が育ってから触る感覚が育つのです。 老化しても知覚で最後まで残るのは口唇や舌の感覚だそうです。 認知症の方には、「あいうべ体操」という口や舌を使ったリハビリや 指先を使うように促します。 口から食べることが元気の源になります。 ***************************** それを知った上で、離乳食のことを考えると 飲み込むことや、噛むことにフォーカスしがちですが まず、唇をとじてとか かじりとってとか 手指で食べ物をもってとか 「手先の器用さ」を養うのはもちろんのこと 大脳の発達に直結した一連の発達の順番だったんだなと。 「手づかみ食べ」が重要だとはどこにも書いてあ...

溶連菌@小ネタ

Hi there, わたくし実は絶賛除菌中です。 喉が焼けるように痛むので耳鼻科受診をしましたら なんと 「溶連菌」 に感染していました。 大人にはあまり馴染みのないこちらの感染症。 今回はこちらについて書きます! ************************** 一般社団法人練馬区医師会 より引用しました。 溶連菌感染症とは 溶血性連鎖球菌という細菌が原因で起こる病気を総称して「溶連菌感染症」といいます。抗生物質が有効な疾患です。しかしきちんと治療しないとリウマチ熱、急性腎炎、紫斑病などの原因になることがあり、小児にとっては重大な感染症です。 というわけで、風邪かと思いきや感染症でした。 特徴 夏期以外で流行があり、発病年齢は5才を中心に4~9才に多い傾向があります。また、家族、集団生活内での流行が多いのが特徴です。 乳児や大人はかかりにくく、幼児や児童に多いようです。 感染力が強く、同じ食器を使う家族間でも感染があるそう。 症状 発熱、咽頭痛(ごくんとするとのどが痛い)、リンパ節腫脹(首を触るとぐりぐりがいつもより目立つ)、苺舌(舌が赤くイチゴのようにブツブツしている)などが認められるが、ときに腹痛、嘔気、嘔吐など胃腸炎症状を伴う場合もあります。小さな発疹が出ることもあります。 舌症状はわかりませんでしたが、朝のどの痛みで目が覚めました。 リンパも痛みがあったので、これは病院に行かなきゃ! と思っていける日に耳鼻科へ行きました。 診断 独特の咽頭発赤のため医師には診断が容易ですが、のどを綿棒でこすり、迅速診断キットを使っての細菌検査が可能なので、15分ぐらいで確定診断が出来ます。 さすが専門医、症状を伝えると 初めての検査でしたが綿棒で唾液を採取してくださいました。 そして、溶連菌陽性でしたよと。 治療 治療としては、抗生物質が有効であり、症状は服用1~2日後には改善することがほとんどですが、10日間きちんと服用しないと除菌ができません。医師の指示に必ず従ってください。そうしないと、急性腎炎やリウマチ熱になる確率が高くなります。のどの症状が少し落ち着くまで、幼稚園や学校はお...