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妊婦の体重コントロールについて②(How much weight will I put on during my pregnancy?)@NHS

Hi there,

前回は、過体重で妊婦になることでのリスクについてでした。

イギリスというお国柄、高度肥満を意識した見解が多かったように思います。

今回は、ではどのくらい体重が増えてもいいのか、イギリス式解答です。

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How much weight will I put on during my pregnancy?

どのくらい体重が増えてもよいか


妊娠前の体重によります。

妊娠中の体重増加は幅があります。
だいたいが20週をすぎてから10㎏から12.5㎏増加します。

そのうちいくらかは赤ちゃんの成長によるものですが、

母体も脂肪をたくわえ、授乳できるように準備をします。

妊娠中のや体重が増えすぎた場合と

十分に増えなかった場合のどちらも

赤ちゃんと母親に健康上の問題がおこる可能性があります。


Gaining too much weight

体重が増えすぎたら


体重が増えすぎてしまったら、母体の心臓に影響を与え、

高血圧になる可能性があります。

しかしお腹の赤ちゃんに害があるかもしれないので、

ダイエットをするときではありません。

健康的に食事をとるのは大切です。

体重が増えすぎることは合併症のリスクを高めます。

  • 妊娠糖尿病:妊娠中の高血糖は、巨大児のリスクを高める妊娠糖尿病を引き起こします。
  • 子癇症予備軍:高血圧は初期症状です。ほとんどのケースは深刻ではありません。


Gaining too little weight

十分に体重が増えなかったら


十分に体重が増えなかった場合、

早産や低出生体重児(2.5㎏未満)の赤ちゃんが生まれやすくなります。

また、母体も十分に脂肪を蓄えれていないことを意味します。

体重増加が不十分な場合は、食事と妊娠前の体重が関係しているでしょう。

しかし、生まれつき細身の女性は妊娠中も細めのままで、

健康な赤ちゃんを授かっている人もいます。

Staying active 

活動的でいよう


妊娠中活動的でいることは、出産準備のためにも重要です。

助産師や医師に止められていない限り、通常の生活や運動を続けましょう。


Advice about your weight

体重へのアドバイス


助産師や主治医は体重によっては特別な指示をだすかもしれません。
(50㎏未満、100㎏以上)

もし体重や健康問題について気がかりがあれば相談してみましょう。
(Read the answers to more questions about pregnancy.)




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さて、妊娠中の体重の増減についてでした。

多国籍で体格差のあるイギリスでは体重管理に関してはゆるめのようです。

そもそも医療体制が違うので、

よほどなことがない限り専門の医師とも会わないようですしね。

日本では7~12㎏の幅が設けられています。(参照)

BMIが25未満の場合は7~10㎏です。

体重管理に頭を悩まされる方は多いかとは思いますが、

妊娠中に急に食生活を変えることは難しいので、

当たり前のようですが日ごろからバランスの良い

食生活をおくれていることが大切になります。

医療スタッフは時には口うるさくアドバイスはするものの、

どういう妊娠ライフを送るかは個人の選択ですが、

どういう理由があって医療スタッフが干渉してくるのか

知っていても損はないかなと思いました☆

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